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オール電化のしくみ-エコキュート編-

空気の熱でお湯を沸かす?

簡単に説明すると、エコキュートとは「空気の熱を取り入れてお湯を沸かす給湯機」のことです。
空気から熱を取り入れるためのヒートポンプと呼ばれる技術が使用されています。 ヒートポンプはエコキュートだけでなく、エアコンや冷蔵庫などにすでに利用されている、 みなさんにも身近な技術です。

ヒートポンプ

(1)まず熱交換器に空気を取り込みます。
   熱交換器内では空気の熱が冷媒(CO2:二酸化炭素)へ移動します。
  (空気と冷媒とで熱を“交換”します。だから“交換器”なんですね)
(2)空気熱を含んだ冷媒はコンプレッサーへと運ばれ、圧力をかけて圧縮されます。
  「気体は圧縮されると温度が上がり、膨張すると温度が下がる」性質を持っています。
  (学校の化学の時間に習いましたね。ボイル=シャルルの法則です。)
   ヒートポンプはこの気体の特性を利用しているのです。
(3)圧縮された冷媒は非常に高温です。
   この高温の冷媒が、貯湯タンク内の水を熱し、お湯が沸かされるというわけです。

エコキュートのポイントはまさにここ。
電気のエネルギーが直接水を加熱してお湯を沸かすわけではないのです。
主に電気が使われるのは冷媒を圧縮する工程です。
冷媒を圧縮して得られるエネルギーは、直接電気でお湯を沸かす場合の約3倍。 すなわち、同じ量のお湯を作るのであれば、消費電力が1/3で済む、というワケなのです。
だから省エネ。エコなのです。

(4)熱を失った冷媒は膨張弁へ送られ、膨張(温度が下がります)し、空気熱を吸収しやすくなった状態で
   再び熱交換器へと送られます。

エコキュートは安全・安心・快適

火を使わないので、燃焼にともなうCO2の排出や、イヤな臭いも出ないのでとってもクリーンです。
不完全燃焼による一酸化炭素中毒の危険もありません。
使った分だけタンクに水が供給されるので、空焚きの心配もありません。

エコキュートは省エネルギー

エネルギー効率に優れたヒートポンプを使って、空気の熱でお湯を沸かすので消費電力の削減、ひいては省エネルギーに貢献します。

エコキュートは環境に優しい

お湯を沸かすことによるCO2の排出はゼロ。
さらに冷媒にはフロンの代わりに自然冷媒である二酸化炭素を使用しているのでオゾン層破壊係数もゼロ。 地球温暖化への影響が非常に少ないクリーンな給湯器です。

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