オール電化

オール電化のしくみ-食器洗い機編-

共働きの方、小さなお子様がいるご家庭にとって強い味方の食器洗い乾燥機。
海外ではあたりまえのように使われていますが、日本の家庭での普及率はまだまだ低いようです。
食器洗い機とはどのようなものか、疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

どうやって汚れが落ちるの?

専用洗剤が混ざった洗浄液をノズルから食器に強力な水流で噴射し、一気に洗い流します。

手洗いと比べると・・・

手洗いではできない高温のお湯を使うので、ガンコな油汚れも一気に浮かして洗い上げ、除菌にもなり清潔です。
強力な水流が汚れを直撃。コップの奥や大皿の端など、隅々まで水流が届きます。ザルの細かな目やおろし金に詰まった汚れもキレイになります。
食器洗いの最中に、泡で手が滑ってお気に入りのお茶碗を割ってしまう、なんてこともなくなりますね。

高温のお湯ですすいで、温風で乾かすので布巾で拭く必要もなく衛生的です。

腰に負担がかかる「流し」での手洗いと違い、食器洗い乾燥機は洗いからすすぎ、乾燥まで全自動でスピーディに行うので、家事の手間を省き家族で団欒する時間を与えてくれます。
そして、排水溝の汚れも少なくなるのでシンクのお掃除も楽になります。

光熱費や水道代、ほんとにおトク?

毎日の食後の後片付けは水道代がかさみます。
食器洗い乾燥機は大量の水をバシャバシャとムダに使用すると思われがちですが、実はとっても経済的。
手洗いでは多くのご家庭で「ため洗い」「流しすすぎ」をされていますが、食器洗い乾燥機は「ため洗い」「ためすすぎ」で少量のお湯を循環させながら洗います。
水のムダを抑えて手洗いよりずっとおトクで環境にも優しいのです。
低騒音で電気代が割安な深夜にも気兼ねなく使え、光熱費もしっかり節約します。

食器洗い乾燥機は苦手なものもあります

<高温に弱いモノ>
高温のお湯で洗ってすすぐので、高級漆器や金・銀食器などは洗えません。
<焦げつきやこびりつき>
調理に使った鍋やグラタン皿のこびりつき、蒸し物料理のこびりつきなどは誤動作の原因となることがあるため、事前に洗い落とす(予洗い)必要があります。
<小さすぎるモノ>
小物入れにセットできるものを除き、さかずきなど重量の軽い食器は水圧でかごから飛び出すおそれがあります。
<アルカリ洗剤に弱いモノ>
アルミ製、銅製の調理器具は専用洗剤の成分により表面が酸化し変色することがあります。

なぜ専用洗剤を使わないといけないの?

一般の台所用洗剤は泡立ちがよすぎるため、食器洗い乾燥機の強い噴射のため庫内が泡でいっぱいになってしまいます。
すると水漏れセンサーが働き、運転が止まったり洗浄ノズルが泡を吸い込み故障の原因になります。
それに比べ、専用洗剤は泡が発生しすぎないように作られており、食器洗い乾燥機で最大の洗浄効果を発揮するようになっています。

給湯接続(エコキュート)と給水接続(水道)、どちらがオススメ?

給水接続(水道)だと、食器洗い乾燥機で使用するための温度までヒーターで沸かすのに1時間近くかかります。
給湯接続(エコキュート)であれば、お湯を供給するので少し沸かすだけで目標温度に達します。
また、途中のすすぎもお湯で行うので、洗浄力も高く衛生的です。
時間短縮と電気代の節約を考えると、給湯接続が圧倒的にオススメです。

最近の食器洗い乾燥機は驚くほど優秀

食器洗い乾燥機が便利なのはわかったけど、ウチは賃貸だから・・・、という心配はいりません。
賃貸住宅の小さなキッチンでも置き方次第ですんなり収まりますし、設置に必要な工事は「分岐水栓」を取り付けるだけ。
※取り付けの際は事前に工事業者にご相談ください。
キッチンに穴をあけることはありませんし、引越しの時の復旧もカンタンです。

騒音の心配もありません。
動作音も各メーカーにより工夫がなされ、37dB前後と非常に静か。(静かな図書館で40dB程度です。)
また最新式の食器洗い乾燥機は「汚れ具合」「食器量」「泡立ち具合」をセンサーで感知して、すすぎの回数や水量、乾燥の温度や時間などを自動で調節してくれるため、ご夫婦二人だけのご家庭や子だくさんの大家族まで柔軟に対応してくれます。
家事が楽になって気持ちに余裕ができれば、お母さんがご家族と過ごす時間がもっと楽しくなることでしょう。

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